興教大師覚鑁上人
新義真言宗 総本山根来寺開祖
興教大師は平安の昔、真言宗を再興された方で 覚鑁(かくばん)上人といいます。 上人は弘法大師ご入定されてから260年後の 嘉保2年(1095)6月17日に 九州佐賀県鹿島市で生まれ、13歳で京都仁和寺に 赴き16歳、寛助僧正により出家得度を受け 覚鑁と名づけられました。 真言宗の奥義を修め仏教全般の教学を学び 数多くの著書を著すとともに高野山上に大伝法院と 蜜厳院を創建されました。 上人はまた弘法大師の法流を統合して大成し 伝法大会を興して高野山を復興し、 弘法大師の教えを高揚し、 真言宗中興の祖と仰がれている。 上人は保延6年(1140)高野山より根来に移られ 康治2年(1143)12月12日 49歳の若さで遷化されました。 |