11日午後2時46分、東北地方で震度7の地震がありました。この地震の影響で、和歌山県沿岸には、津波注意報が発令され、午後4時8分には、大津波警報が発令されました。 午後10時までに那智勝浦町浦神で、1メートル30センチ、御坊市祓井戸で1メートル10センチ串本町袋港で1メートル、白浜町堅田で90センチ、和歌山市で70センチの津波を観測しました。 この地震の震源地は三陸沖、牡鹿半島の東南東130キロ付近で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは、当初7.9と発表されましたが、その後、気象庁は、観測史上最大級の8.8と修正しました。「東北・関東大地震」と名付けられたこの地震では、宮城県北部で震度7、宮城県中部で震度6強を観測、県内でも、橋本市やかつらぎ町、有田川町、美浜町、田辺市で震度2、和歌山市や紀の川市、岩出市、有田市、御坊市、北山村で震度1を観測し、テレビ和歌山本社のある和歌山市栄谷でも、揺れを感じました。 また、この地震の影響でJR紀勢線が、和歌山―新宮間全線で運転を取りやめました。 JR西日本和歌山支社によりますと、この区間で19本の列車が停車中ですが、津波による浸水の恐れのある駅に停車している列車はないということです。 午後8時半現在、上下あわせて1100人あまりの乗客が、列車の中で足止めされています。 南海電鉄も、加太線と和歌山港線で運転を見合わせています。 南海フェリーは、午後4時30分和歌山港発の便から、欠航しています。 テレビ和歌山 |
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