
昨日 松田育三さん(享年73歳)の通夜が7時より 奈良・生駒のセレミューズ瑞光で開かれました。 多くの方々が参列され 故人を偲ばれていました。 25年前故人から寄稿して頂いたものです。 長文になりますが、宜しかったらご覧ください。 不徳のすすめ 松田メディカル院長 松田 育三 精神的ストレスは「ノイローゼ」や「ウツ病」等の原因となり得るのみでなく、癌も含めて成人病、あるいは、日常のカゼなどの感染症にも大きく関わっています。この様な心身相関が現代人の健康に大きな意味を持つ様になって来ました。 私達がホットラインで学んだのもすばらしい心の健康を得る為だったと思います。私達の周りにも、自分からストレスをかき集めていながら、それに気づかずにもがいている人がいます。そんな人達に二三のヒントを出して見ました。 (1) 「イイかげんなヤツ」になれ このことは書き直すと「程良い加減の出来る人」と云うことです。約束の時間に30分遅れる人も、1分にこだわる人も「良い加減の人」とは云えません。人間の脳は元来イイカゲンに出来ているのです。 久しぶりに会った友人は、白髪も顔のシワも増えているにも拘らず、人間の脳は良い加減に判断出来る為に、同一人物と判定します。 デジタル的正確無比にこだわらず、アナログ的発想で大局を見て下さい (2) 「信念の無いヤツ」になれ 自分の信念に従って一直線と云えば聞こえがよいが、現実的思考を持たない石頭と云うことです。評論家ならとにかく、実業で生きて行く為には臨機応変、「朝令暮改」もよしとしましょう。君子は豹変しなければなりません。 (3)「正義の無いヤツ」になれ 正義を好み悪を憎むのは当然の人の道と思っていませんか、時と場所によって正義はたえず変化しています。そもそも、正とか悪とか云うものは この世には無いのです。「不垢不浄」すべて「空」なのです。自分の内に 棲む悪魔に気づいて悩んでいませんか? 「悪人正義」です。あるがままの自分を認めてしまいましょう。 以上「不徳のすすめ」は、他人の不徳をも認めなさいと云うことです。
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