
清々しい朝を迎えた。 いつものように朝の勤行中 8:30電話のベルが鳴る かぼそい男の声 「〇〇です。今大阪に居ます。これから寄せてもらって良いですか?」 どうしたの?と尋ねたら 「帰るお金がないのです。」 「私の詩集を代償としたいのです。」 ・・・・・・・・・ 「申し訳ない あなたとの友好をこういうかたちで終りにしたくないから ゴメンネ。」 と私は受話器を置いた。 64年生きてきたら色んなことを体験させられました。 なかでも金銭の貸し借りほど醜いものはありません。 お金を貸して何度か悲しい目にあいました。 今では心を鬼にしてお金を貸すことはしなくなった。 それが良いのか悪いのか あの世に旅立つ時に立証されることでしょう。 |